- どじょう
- I
どじょう【土城】周囲に土塁をめぐらした城跡。IIどじょう【土壌】(1)地殻の最上層にある自然物で, 岩石の風化物に生物の遺体やその分解物などの有機物が混じって生成したもの。 つち。(2)事物が生成・発展する基盤のたとえ。IIIどじょう【土定】僧などが, 自ら土中に埋もれて死ぬことによって入定(ニユウジヨウ)すること。→ 火定→ 水定IVどじょう【泥鰌・鰌】(1)コイ目ドジョウ科に属する淡水魚の総称。 日本にはドジョウ・シマドジョウ・ホトケドジョウ・アユモドキなど約一〇種がいる。(2){(1)}の一種。 雄は全長約15センチメートル, 雌は雄よりもやや大きい。 体は細長い円筒形で, 全身がぬるぬるする。 体色は暗緑褐色で不規則な暗色斑があり, 腹部は淡橙色。 五対の口ひげがある。 夏が旬。 柳川鍋(ヤナガワナベ)・蒲(カバ)焼きなどとして食用にする。 アジア大陸東部, 日本各地に分布し, 池沼や小川, 水田などの泥底にすむ。 オドリコ。 タドジョウ。〔「どぜう」と書くこともあるが, 中世後期の文献に「土長」「ドヂヤウ」の表記が見られることから, 歴史的仮名遣いは「どぢやう」とされる〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.